救助技術指導会での活躍誓う 宇部・山陽小野田消防局、中国大会に向けて出発式【宇部】
第52回中国地区消防救助技術指導会に出場する宇部・山陽小野田消防局(杉本秀一消防長)の職員4人の出発式が16日、同局で開かれた。杉本消防長は「日頃の訓練の成果を発揮してほしい。良い報告を受けることを期待している」と激励した。 同局からは、ほふく救出部門に宇部中央消防署東部出張所の倉増逸太(はやた)消防副士長(30)、安良田海斗消防士(23)、一ノ瀬勇平消防副士長(36)のチーム、ロープブリッジ渡過部門に同署の山本龍星消防士(24)が出場する。6月26日に県消防学校で行われた県大会で倉増チームが4位、山本さんが6位に入賞し、出場権を得た。 ビルや地下街などで煙にまかれた人の救出を想定したほふく救助は3人一組の競技で、空気ボンベを装着した隊員1人が長さ8㍍の煙道内で要救助者を探索。屋外に救出した後、安全地点まで搬送するまでのタイムを競う。安全性、正確性も問われ、煙道などでの空気ボンベの接触などが減点となる。 ロープブリッジ渡過は、水平に張られた20㍍のロープを2種類の渡過法で往復し、タイムを競う。ロープから足が外れると減点される。 倉増チームは2年連続、山本消防士は初の出場。隊員を代表し安良田消防士が「昨年は得ることができなかった全国大会の切符を勝ち取ってきます」と決意を述べた。大会は17日に岡山市で行われる。