なだ万、オノデラに売却 9月、アサヒ外食撤退
アサヒグループホールディングスは26日、老舗料亭の「なだ万」の全株式を、飲食店や給食事業を手がける「ONODERA GROUP(オノデラグループ)」に9月1日に売却すると発表した。売却額は非公表。酒類や飲料の事業に集中する経営方針の一環で、外食事業からの撤退が完了する。2024年12月期連結決算に与える影響は軽微としている。 なだ万は、アサヒ傘下の中間持ち株会社アサヒグループジャパンの子会社。1830年に創業し、国内外で飲食店を29店舗、総菜店を45店舗展開している。オノデラは1983年創業ですし店などを運営する。今回の買収で「和食文化拡大に相乗効果が期待できる」とコメントした。