反捕鯨団体元代表 現地裁判所が釈放認めず、勾留期限延長
デンマーク領のグリーンランドで拘束されていた反捕鯨団体「シー・シェパード」の元代表について現地の裁判所が釈放を認めず、勾留期限が延長されました。延長は3度目で、日本政府は身柄の引き渡しを求めています。 反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者で元代表のポール・ワトソン容疑者は、日本の調査捕鯨船に対する妨害を指示したとして日本が国際手配していました。その後、今年7月に給油するために立ち寄ったデンマーク領のグリーンランドで当局に身柄を拘束されました。 裁判所は2日、容疑者の勾留期限を23日まで延長することを決めました。ワトソン容疑者側は釈放を求めていて、上訴しました。日本が求める身柄の引き渡しについては欧米ではワトソン容疑者を擁護する声も多く、デンマーク司法省の判断が注目されています。