400mハードル日本選手権3連覇の立命館大・山本亜美は圧巻の走りで大会新!後輩・瀧野未来との対決は次回に持ち越し!
陸上のシーズン開幕を告げる「京都学生陸上競技対校選手権」で、注目は、去年400mハードルで日本選手権3連覇を果たし、8月のパリオリンピック出場が期待されている立命館大学4年の山本亜美選手と、山本選手と同じ京都橘高校出身で、この春、立命館大学に入学したばかりの瀧野未来選手です。 瀧野選手も400mハードルで、去年、高校記録を8年ぶりに更新するなど、この競技で目覚ましい活躍を見せました。 4月6日、桜が咲き誇る京都市右京区の「たけびしスタジアム京都」で行われた「京都学生陸上競技対抗選手権」。 400mハードルの絶対女王、山本が、さらなる飛躍を予感させる圧巻の走りを見せます。 自ら持つ大会記録をことしも更新しました。 【声】立命館大学 4年 山本亜美 選手 「パリオリンピック"しゅちゅじょう"(出場)することが(笑)、一番の目標にしているので、しっかり達成して、みんなにいい報告ができたらいいな」 後輩の瀧野選手に一言お願いします! 【声】立命館大学 4年 山本亜美 選手 「(6月の)日本選手権で戦いますが、お願いやし、速く走らんといて! でも私が勝ってやる!という気持ちでいっぱいです」 この日、瀧野は400mに出場したため、山本との400mハードルの対決は、次回に持ち越しとなりました。 瀧野は、1年生とは思えない走りで、自己ベストと大会記録を更新しました。 【声】立命館大学 1年 瀧野未来 選手 「初戦で、もちろん400mハードルも出場したかったのですが、しっかりシーズンの身体に切り替えたかった。 400m走って、シーズン始まるぞ!というのを身体に覚えさせるではないが・・・」 二人は冗談を言える間柄です! 【声】立命館大学 1年 瀧野未来 選手 「(山本先輩から)『未来ちゃんU-20(20歳以下)でいいんちゃう?!』と言われるのですが(笑)、とりあえず自分もチャレンジャーとして、日本選手権に出ることが初めてなので、自分の走りをしっかりできれば」 涙の復活を果たした選手もいました。 立命館大学3年の永石小雪です。 高校時代、100mでインターハイ優勝などの経歴を持つ永石ですが、1年の冬から足のケガで満足に走れず、結果が出ませんでした。 この大会の200mで自己ベストを更新する大会新記録での優勝でした。 【声】立命館大学 3年 永石小雪 選手 「(去年は)ケガで試合に出場できなくて、同期・後輩・先輩の活躍をスタンドで見た。 悔しさを存分に味わってきた1年だった。 地元(佐賀)で応援してくれる人がたくさんいて、冬季(練習の)きつい中でも、その人たちに恩返ししたい気持ちで、何とか乗り越えてシーズンインできたので、ことしの目標は全日本インカレの100mで優勝することです。」