歩行者天国『なんば広場』の朝~夜明け 喫茶店をめぐるはずが昼からほろ酔いの人、「仕事が何やっても続かず」生きづらさに苦しんだストリート・マジシャン...【定点観測】
大阪・ミナミの新スポット「なんば広場」。ゴールデンウイーク、この場所に集う人たちを取材しました。 【画像を見る】なぜ「なんば広場」に?集う人々に声をかけてみると…
去年11月、大阪・ミナミの玄関口にオープンした「なんば広場」。選挙があるたびに街頭演説の聖地として人を集めたエリアでしたが…現在は、車道やタクシー乗り場が無くなり、歩行者天国に生まれ変わりました。 今回は、初めてゴールデンウィークを迎えるなんば広場を朝から夜明けまで定点観測。どんな人に出会えるのでしょうか。
なんばはお酒を飲みたくなる!?「喫茶店めぐりの予定が気づいたら…」
午前11時。取材した日、広場ではあと1年と迫った大阪・関西万博を盛り上げるイベントが開催。その様子を撮影していると一人の男性が話しかけてきました。 「(Qお酒を飲んでいる?)ようけ飲んでますよ。100円のなんや、ワンカップですわ。(Qなんばに来るようになって何年?)40年くらいになるかな。広場が広がったよな。ここ(車道)がなくなったから最高や。車が通ってたやんか。なくなったのは最高や」 少し酔っているご様子。どうやら広場では昼からお酒をたしなんだ人がちらほら見受けられるようです。 酔っているのか横になる男性もいました。話しかけてみると…。 (男性)「おはようございます。MBS?茶屋町のほうや。(Qお酒をどれぐらい飲んだ?)ちょっとだけ。(Qきょうはなぜなんばへ?)なんで来たんだろう…」 (友人)「本当は喫茶店めぐりの予定だったよね。気づいたらお酒飲んでいた」 (男性)「怖いですね」 共通の趣味であるオオサンショウウオを通じてSNSで知り合ったという2人。予定にはなかったのに繁華街の雰囲気にのまれて、ついついお酒を飲んでしまったそう。 (友人)「なんばはお酒を飲みたくなりますね、なぜか」 (男性)「(Q大丈夫?)大丈夫です。ちょっとだけ…」 (友人)「寝るじゃん、おやすみなさい。喫茶店へ行けたらいいと思っていますけど。とりあえず起きてくれたらいいですけど…」 ほろ酔い気分で休憩。解放感のある広場に足が止まるみたいです。ちなみに、念願の喫茶店にはしっかりたどり着けたそうです。