「ヒップアップも意識し…体の仕上がりは現役以上」プロレス引退した赤井沙希(37)の現在「好きなものを手放すにはすごい勇気が必要だった」
自分が好きなものを手放すことはすごい勇気がいりましたけど。「自分は辞めどきを失しているから、けじめをつけられたのは偉いよ」と声をかけてくれた先輩もいました。 ── 今後、挑戦していてみたい仕事はありますか? 赤井さん:フィットネス系のお仕事はしてみたいですね。引退するとやっぱり筋肉が落ちます。できていたことができなくなるのは悔しいから、10年に渡る現役生活の時よりも、引退した今の方が実は体を鍛えていて、腹筋も割れているんです。女性は後ろ姿で年齢がわかるのでヒップアップを意識したトレーニングも続けています。
あとは、アクション俳優の仕事。現役中に出た映画で私以外のキャストにはスタントマンがいたのに、私だけできると思われたのか、スタントマンがいなかったことがあって。スタントいらずだから、そのぶん予算が浮くと思うので、赤井沙希はいかがでしょうか(笑)。プロレスを引退してからふたつの舞台に出演させていただいて、両作品とも戦う女性の役。リング以外でも戦えるのは幸せなので、今後も戦う女性の役に挑戦したいです。
■刺激が欲しいあまりプライベートで迷走も… ── 実際に戦える赤井さんには、たくさん強い女性を演じてほしいです。 赤井さん:ありがとうございます。ひとつ注文をつけさせてもらうと、戦う女性キャラクターって基本的に武器携帯なんですね。ステゴロ(素手の殴り合い)で戦うキャラクターがいない。ステゴロの女性キャラがいれば演じてみたいです。 ── たしかに素手で戦う女性キャラクターっていないですね。 赤井さん:格闘技漫画『グラップラー刃牙』が好きで、ステゴロは登場人物の花山薫の得意技。引退してから読み始めたので、現役のときに読んでいたらヒントになることがめちゃめちゃいっぱいあったのになぁ。一時、髪の毛を赤髪にしていたのは、範馬勇次郎を意識して、です(笑)。勇次郎推しですけど、ビスケット・オリバも好きで、オリバのステッカーも持っています(と、赤井さん私物のステッカーを見せてくれる)。