インテルのゲルシンガーCEOが退職、業績低迷の中
Intelは米国時間12月2日、最高経営責任者(CEO)のPat Gelsinger氏が1日付けで退職したと発表した。 後任が見つかるまでの間、最高財務責任者(CFO)のDavid Zinsner氏とIntel ProductsのCEOであるMichelle Johnston Holthaus氏が暫定CEOを務める。 Reutersは関係者の話として、業績回復に向けたGelsinger氏の計画の進行具合に不満を持つ取締役らが、先週の取締役会で同氏に退職か解任かの選択を迫り、同氏は退職を選んだと報じている。 Gelsinger氏は1979年にIntelに入社。「80486」チップの設計に携わるなどして、2001年には最高技術責任者(CTO)に就任した。2009年にIntelを離れてEMCやVMwareで要職を務めたが、2021年にCEOとして復帰していた。 Intelは第3四半期、製造設備の減損や事業再編の費用などが影響し、166億ドル(約2兆4800億円)の損失を計上している。