「朝起きてすぐ歯を磨く」のは、歯の健康に効果的?約3人に1人が実践!その理由を聞きました
朝の歯磨き、どのタイミングでするのが正解?
ここまで「朝食前に歯を磨く」という人のコメントを見てきましたが、実際、朝イチの歯磨きは歯の健康に効果的なのでしょうか? 実は、「朝起きてすぐ」と「朝食後」、どちらの歯磨きが重要かというのは医師によっても見解が分かれる部分のようなんです。就寝中は口内の唾液の分泌量が少なくなるため、口の中の細菌が増えやすく、「朝起きてすぐの歯磨きで細菌を口外に排出する」……といった考え方もあれば、「朝は朝食後の歯磨きだけでいい」という先生も。 ただ、これは「起きてすぐ」と「朝食後」のどちらが特に重要か、と考えた場合の話で、どちらも「意味がない」というわけではないよう。今回のアンケートでも、少数派ながら朝食前と朝食後の2回磨いているという人がいたように、余裕があるなら両方磨くのもアリかもしれません。 どちらにしても、多くの先生の意見が一致しているのが「一日の中で一番大事なのは就寝前の歯磨き」ということ。睡眠中の細菌の増殖を抑えるためには、就寝前に口内環境を綺麗にしておくことが重要なんですね。 ちなみに以前、kufuraの連載【オトナのための歯科相談室】で取材させていただいた山本伸彦先生は、「夜しっかり磨けていれば、朝は食べたあとに磨けばOK」とおっしゃっていました。他にも歯のケアや治療などについて、さまざまな情報が詰まった連載なので、ぜひ読んでみて下さいね。 歯磨きのタイミングには個人差があり、それぞれに理由や考え方がある様子。朝イチの歯磨きは、歯の健康のためだけでなく、起き抜けの眠たい気持ちをスッキリさせるという習慣づくりの意味合いで続けている人も多いようです。 必要に応じて見直しもしつつ、それぞれにあったやり方で、歯の健康習慣をしっかりと継続していきましょう!
三上 六花