綱取り挑む琴桜、稽古再開「僕らには年の終わりも始まりもない」 関取相手に汗
大相撲初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)で綱取りに挑む大関琴桜が27日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で関取との稽古を再開した。 山形県で行われた後援者による九州場所の初優勝祝勝会から前夜に帰ってきたばかりだったが、十両琴栄峰、幕下琴挙龍を相手に計10番、あえて攻めさせたり、指導したりしながら相撲を取り汗を流した。番付発表後初の関取との稽古となった。 今場所は番付発表から初日まで、年末年始を挟むため3週間ある。「いつもの2週間と感覚が違う。時間が長いし、イベントもある。うまくバランスを取りながらやっていけたらいいのでは」。この日は厄をはらい清める神事「大はらい」が部屋で行われ、28日は餅つき、29日は大掃除と年末恒例の行事が続く。 琴桜は「僕らには(年の)終わりも始まりもない。感覚は全く変わらず行くから一緒」と初日を見据えていた。