ペグラが7度目のグランドスラム準々決勝で初めて4強入り。女王シフィオンテクを撃破[全米オープン]【テニス】
ペグラが女王シフィオンテクをストレートで破りグランドスラム初の4強
現地9月4日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス準々決勝が行われ、第6シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/世界ランク6位)が、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/同1位)を6-2、6-4で下し、グランドスラム7度目の準々決勝で初めての4強入りを果たした。 【動画】ペグラが女王シフィオンテクを撃破!自身初のグランドスラム4強を決めた瞬間&マッチハイライト 前哨戦のWTA1000トロントで今季2勝目を挙げ、続くWTA1000シンシナティでも準優勝と好調のペグラ。8年連続8度目の出場となった今大会でも初戦からセットを落とすことなく、同大会2年ぶりにベスト8に進んだ。 これまで6度のグランドスラム8強を経験しているペグラは、いまだその壁を越えられていなかった。だが、過去3勝6敗と負け越している女王・シフィオンテクを相手に、強さを発揮した。 試合序盤、シフィオンテクは動きが硬く、第1ゲームでピンチを迎えるとダブルフォールト。ペグラがいきなりブレークする。早く自分のリズムを見つけたいシフィオンテクだが、ペグラも積極的に攻撃。第3ゲームもペグラがブレークしリードを広げた。セットを通してファーストサーブが30%台に苦しんだシフィオンテクは、ストロークでもアンフォーストエラーが19本。チャンスを握ることなく、6-2でペグラが第1セットを奪った。 第2セットでもストローク戦で精度を欠いたシフィオンテク。ペグラが第3ゲームでブレークし、第1セット同様にリードを奪う。直後の第4ゲームではペグラにもミスが生まれ、シフィオンテクがこの試合初めてチャンスを握ると、最後はフォアハンドのウィナーを奪ってブレークバック。だが、ペグラは落ち着いていた。スコアで追いつかれたものの、コート深くへフラット系の鋭いショットでシフィオンテクに満足に打たせず。ミスを誘って第7ゲームで再びブレークし、最後までシフィオンテクの反撃を封じて6-3。7度目のグランドスラム準々決勝で初めて4強入りを果たした。 準決勝では、第22シードのベアトリス・ハダッド・マイア(ブラジル/同21位)を6-1、6-4で破ったカロリーナ・ムチョワ(チェコ/同52位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部