「気づき」を増やして心の豊かさに。美しい人であるために堀田真由が考えること。
自分らしく人生を謳歌するパリジェンヌの生き方には、いまの私たちが力強く生きるためのヒントが詰まっている。そんなパリジェンヌのスタイルに共鳴する現代のアイコンにフォーカス。vol.4は、俳優の堀田真由が登場。 【写真】「気づき」を増やして心の豊かさに。美しい人であるために堀田真由が考えること。 来年でデビュー10周年。実直に、丁寧にキャリアを積み上げてきた堀田真由が、現在主演のドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」で、表現者としてまた新しい一面を魅せている。そんな彼女に、自身の生き方や大切にする価値観を訊いた。
パリは憧れの場所。
──人生を謳歌し、自分らしく生きるパリジェンヌ。パリやパリジェンヌと聞いて思い浮かべるものを3つ教えてください。 1つ目は、ビュリー。普段から水性香水のオー・トリプルを愛用しています。以前、神戸で撮影をしていた作品があったので、カフェ・オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーにも訪れたことがあります。本店には行ったことがないので、いつか行ってみたいです。2つ目は、赤リップ。赤は、自信を授けてくれる色。パリジェンヌはシンプルでシックなスタイルの中に、差し色を上手に使っているイメージがあるのですが、なかでも赤をポイントにした装いが素敵だなと思っています。リップは、マットな赤よりも少し透け感のある赤が好き。3つ目は、映画『ミッドナイト・イン・パリ』。パリの古き良き部分や劇中の街並みを観ると「やっぱりパリは憧れの場所だな」と思います。タイムスリップした1920年のパリで、ミングウェイやピカソといった芸術家たちがユーモアたっぷりに描かれているところも好きです。
大切な人たちが頑張る力に。
──デビューから着実に、キャリアを築いている堀田さん。26歳になり、10代や20代前半と比べて、現場での役割も大きくなっているのではないでしょうか。仕事と向き合う中で気持ちの変化はありますか。 10代の頃は、まずは楽しいという思いがいちばんにあったのですが、お仕事を重ねていくたびに「周りの期待に応えたい」という気持ちや「自分への期待を超えていきたい」という思いが増えていきました。もちろん楽しさもありますが、いまは怖さを感じることもあります。 ──そんな時は自分にどのような言葉をかけて乗り越えますか。 実はまだ模索中です。「これだ!」という正解は見つかっていないのですが、そんな自分もありかなと思うようにしています。わからないという気持ちも、それは自分の心に素直でいる証だと思うので......。ただ、どんなことも経験や学びに繋がっていると思うので、"無駄なものはない"と毎日を過ごすようにしています。自分自身を奮い立たせることはなかなか大変なことなのですが、ファンの皆さんが待っていてくれる、家族や友人が応援してくれると思うと、自分のギアが上がります。壁にぶつかった時は大切な人たちを思い浮かべると、自然と頑張る力が湧いてきますね。