横浜FMがユース出身DF西田勇祐と契約満了…今季はレンタル先の長野で試合出場なし「シャーレを持たせていただいたのは一生の財産」
横浜F・マリノスは10日、DF西田勇祐(21)との契約満了を発表した。 西田はジュニアユース時代から横浜FMの下部組織に所属。2022年にファーストチーム昇格を果たしたが、出場機会を得ることはできず昨シーズンからAC長野パルセイロに育成型期限付き移籍をしていた。 しかし、長野では昨年8月のトレーニングマッチ内で右ヒザ前十字じん帯を損傷。長期離脱となると、今シーズンも公式戦出場はないままシーズンを終えていた。 ユース時代から過ごした横浜FMを退団することになる西田。期限付き移籍先だった長野からも去ることが決まっており、両クラブを通じてコメントしている。 ◆横浜F・マリノス 「横浜F・マリノスを応援してくださる皆さん、今シーズンをもってクラブを離れることになりました。このクラブには11歳の小学5年生からお世話になりました。スペシャルクラス、ジュニアユース、ユースでプレーさせていただき、すばらしい指導者の皆さんやチームメイトたちに囲まれて成長することができました」 「小学生の頃から憧れていたクラブで、自分がトップチームに昇格できるとは思ってもみなかったです。横浜でのプロ生活は1年間という短い期間でしたが、偉大な先輩の方々やコーチングスタッフの皆さんと一緒に仕事をし、プロサッカー選手としての姿そのものを学ばせていただきました」 「試合には出場することができませんでしたが、2022年にJ1リーグ優勝を成し遂げ、シャーレを持たせていただいたのは一生の財産です。ここを離れても心の中心にあるクラブであることに変わりはありません。そして、皆さんの前でプレーできるようなステージに必ず這い上がってきますので、これからの自分を応援してくださるとうれしく思います」 「このクラブの一員としてサッカーができたことが幸せでした。アカデミー時代から10年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました!」 ◆AC長野パルセイロ 「AC長野パルセイロを応援してくださる皆様。今シーズンで長野を離れることになりました。長野での2年間は良い思い出ばかりではなく、大半が辛いことでした。怪我で長期離脱をしたりピッチに立てなかったり、復帰したかと思えばまた怪我の連続で、正直もっとサッカーがしたかったです」 「チームに貢献できなかったことも、たくさん怪我をしたのも長野で成長したことも全て自分のせいでもあり自分の努力のおかげでもあります。辛いことが多い2年間でしたがたくさんのファンサポーター、長野の温かい人達の支えもあり2年間走り切れました」 「試合に出られなくても、スタジアムで24番のユニフォームやタオルを持っている人を見ると幸せな気持ちになりました。この2年間で長野県とUスタが大好きになりました。満了になりましたが、自分は必ず這い上がってきます」 「みなさんと同じ舞台、もしくはそれ以上のステージに戻ってくるので、これからも応援してもらえると嬉しいです。2年間本当にお世話になりました。ありがとうございました」
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