尾上菊之助 “ラスト”正月公演「大きく脱皮できるよう華やかに」
歌舞伎俳優の尾上菊之助(47)が9日、都内で国立劇場主催の初春歌舞伎公演「彦山権現誓助剣」(来年1月5日初日、新国立劇場)の取材会に出席した。 同演目を東京で通し上演し、かつ最後の完結まで演じられるのは58年ぶり。来年5月に八代目尾上菊五郎を襲名するため、菊之助として臨む最後の正月公演となる。 来年は息子の尾上丑之助(11)とともに年男にあたる。「干支(えと)の蛇ではないですが、大きく脱皮できるように菊之助最後のお正月の舞台を華やかに務めたい」と語った。