長崎県勢ダブル出場 長崎日大「海星と決勝で戦いたい」 センバツ
長崎県からは初めて2校が選ばれた。2年連続4回目の出場を決めた長崎日大の選手たちは、校内で新聞部や放送部の部員らとインターネット中継を見守り、校名が呼ばれるとガッツポーズするなどして喜んだ。 【センバツ出場の一報に喜ぶ各校を写真で】 2022年秋の県大会は決勝で海星を破って優勝、九州地区大会は準優勝。主戦の西尾海純(みいと)(1年)、広田樹大(きだい)(2年)の両投手を中心にした守りと、つなぐ打線で勝ち進んだ。県内からの2校選出に、平尾大和主将(同)は「うれしい気持ちでいっぱい。海星とはもう一度、甲子園の決勝で戦いたい」と語った。 22年春のセンバツは1回戦で、準優勝した近江(滋賀)に延長十三回の激闘の末に敗れた。平山清一郎監督(43)は「昨春は『あと一球』のところで勝利を逃してしまった。何とか借りを返したい」と誓った。 海星の選手たちはインターネット中継で7年ぶり6回目の選出が発表されると、拍手をして喜んだ。 22年夏の甲子園は4強入りした1976年以来、46年ぶりに2勝。新チームは秋の県大会で準優勝し、九州地区大会は左の吉田翔(2年)、右の高野颯波(そな)(同)の両投手の継投を軸に「守り勝つ野球」でベスト4に食い込んだ。 センバツでの目標は「3勝以上」、そして全国制覇。田川一心主将(同)は選手らに「選ばれてうれしいが、出るためではなく勝つために練習している。明日からどの高校よりも熱く練習しよう」と声をかけた。加藤慶二監督(48)も「目標を達成するには今まで以上の練習が必要になる」と気を引き締めた。【高橋広之、中山敦貴、松本美緒、竹林静】