喧嘩別れした師匠に判定負けした神龍誠が「僕は勝ってると思ってます」勝利した扇久保も「心からの嬉しさは無い」
7月28日、さいたまスーパーアリーナにて『Yogibo presents 超RIZIN.3』が開催。ABEMAで放送された第8試合では扇久保博正vs.神龍誠の師弟対決が行われた。 神龍はPANCRASEでプロデビューし、18歳でDEEPフライ級王者に。海外でも活躍し、2023年の超RIZIN.2で新設されたBellatorフライ級初代王者をかけて堀口恭司と戦うも、開始25秒で神龍が目に指が入ったと主張しノーコンテストに。「プロとしてここは穴開けちゃいけなかった」と反省した神龍は同年大晦日で堀口と再戦するも2Rにリアネイキッドチョークで絞められタップアウト。 4月にイ・ジョンヒョンを倒して再起すると、ジムの辞め方が複雑で喧嘩別れしていた師匠・扇久保との戦いが組まれた。 試合は扇久保が距離を見ながらローで足を殺していき、神龍がタックルからボディスラムで叩きつけてテイクダウンを奪うが扇久保は逃れる。2Rではバッティングで神龍から出血が見られ、これで火がついた神龍が前に出て殴り合いをしようとするが扇久保は距離を崩さずジャブで落としていく。 3Rに扇久保が左右のフックでふらつかせ、タックルに来た神龍をフロントチョーク。神龍は逃れるも、判定3-0で扇久保の勝利となった。
この結果に神龍は「今はあんまり感情がわからないですけど、とにかく試合したいですダメージも無いんで。なんで負けたかも自分でわかってない。僕は勝ってると思ってました。まだわからないですね……勝ってると思ってました。1Rずつ全部ギリギリ取ってるかなと」と不満顔。 扇久保は「絶対に負けられない闘いだったんで勝ってホッとしてるところはありますけど、一緒に練習してた後輩なので複雑なところは少しあります。心からの嬉しさは無いかなと。かつて教えてた後輩なので、100%憎しみに変わるってことはない」と複雑な心境を語った。