英王室でも増えるがん罹患…アンドルー王子の元妻が語った「検診」の重要性
イギリス王室では2024年初め、チャールズ国王とキャサリン皇太子妃がたて続けに、がんと診断されました。どちらも現在は公務に復帰していますが、診断を受けたこととその後の治療が、ロイヤルファミリーに大きな影響を与えたことは間違いありません。 【写真】キャサリン妃、がんの化学療法終了報告後初の姿をパパラッチ いっぽう、そのロイヤルファミリーの関係者の中には、がんと診断され、治療を受けている人がもうひとりいます。ベアトリス王女とユージェニー王女の母であり、アンドルー王子の元妻であるヨーク公爵夫人、サラ・ファーガソンさんです。 2023年6月に乳がんと診断され、その後すぐに、悪性黒色腫(メラノーマ、皮膚がんの一種)が見つかったことを公表したサラ元妃が『サン』紙に寄稿。診断からこれまでの体験について、明らかにしました。 「がんが見つかりましたと言われれば、死刑を宣告されたように思わずにはいられません」 「一度その診断を受けるだけでも十分に悪いことですが、続けざまに次の診断を受けるとなれば、誰にとっても大変なことです」 定期健診で乳がんが見つかり、すぐに乳房切除術(と再建手術)を受け、その後の治療の過程で悪性黒色腫が見つかったというファーガソンさんは、さらに次のように述べています。 「暑い中をロンドン中心部まで行くのが嫌で、(乳がんの定期健診の)予約を先送りにしようとしていました」 「オーストラリアに住む姉のジェーンから電話があり、たまたまそのことを話しました。すると姉は“お姉はさんぶって”、絶対に行かなければダメ、と言い出しました」 「その検査とその後の治療が、私の命を救ってくれました。私は、必ず定期健診を受けること、症状があればすぐに調べてもらうことの重要性を示す“生きた証拠”です」 「家族の愛とサポートのおかげで、特に娘たち、ベアトリスとユージェニーのおかげで、私は前向きでいられました」
そのほかファーガソンさんは、医師からは「見通しは良好だと聞いている」として、次のように語っています。 「担当医たちからは、がんが『消失した』という言葉を使うべきではないと言われています。ですが、治療は成功しており、がんの転移や再発を示す検査結果は出ていません」 なお、ファーガソンさんは記事の中で、イギリス国内で唯一、乳がんの予測と予防に焦点を当てた活動を行う慈善団体、Prevent Breast Cancerのパトロンになったことを明らかにしています。
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