南正時さん、福井で鉄道写真作品展 15点、写真集の発刊合わせ
福井県越前市出身の鉄道写真家、南正時さんの写真集「南正時 ふくいの鉄道写真」が8月8日に福井新聞社から発刊されるのに合わせ、収録作品を紹介する写真展(福井新聞社主催、げんでんふれあい福井財団協賛)が5日、福井市のアオッサで始まった。県内の懐かしい町並みや四季折々の自然の中を走る鉄道を捉えた15点を披露している。8日まで。 児童書「鉄道大百科」シリーズで知られる南さんは、60年にわたり日本各地の鉄道をフィルムに収めてきた。今回の写真集は、県内で撮ったえりすぐりの約100点とエッセーで福井の鉄道史をたどっている。 写真展では、川遊びをする子どもたちの近くを走り抜ける旧国鉄時代の越美北線の蒸気機関車や、先頭車前面の丸みを帯びた出っ張りが特徴で親しまれた北陸線特急のボンネット型車両などの作品が並び、買い物客らが見入っていた。10日~9月5日に敦賀駅近くの公設民営書店「ちえなみき」、9月10~23日に越前市の道の駅越前たけふでも開かれる。 写真集はAB判108ページ、3850円。県内主要書店、福井新聞オンラインブックストアで取り扱う。