花火大会の主役は〝エコうちわ〟!8000発の花火と共にSDGsを実感【長野・上田市】
夏の風物詩・花火大会!5日は上田市で8000発が打ち上げられました。お伝えしたい「主役」は、花火…ではなく見物客が持っていたうちわです!環境に優しい素材で作られています。 ■見物客 「わー、あがったー!かわいいピンクやん!たまやー!」 上田市の千曲川河川敷で開かれた花火大会。スターマインなど8000発が夜空を彩りました。商業施設の屋上は来店客に開放されさえぎるものがない「特等席」で堪能しました。 ■上田市内から 「いいねぇ、この収拾がつかないところがいいね」 ■上田市内から 「きれいですごくすごかったです」 厳しい蒸し暑さの中見物客がそろって手にしていたのは「うちわ」です。 このうちわ、上田市の上田プラスチックが作りました。骨組みには再生可能な有機資源を原料とするバイオマス素材が使われていて、石油由来のプラスチック使用量をおよそ20%削減しました。 ■見物客 「ここですか?まさにここ」 材料に使われたのは地域の特産品!香ばしい風味の、あれです。 5日、花火大会開催に合わせて上田女子短期大学の学生が上田駅前でうちわを無料配布しました。 「ありがとうございます。うちわ!やったー!」 「上小のクルミの殻から作ったうちわです!」 骨組みの部分に廃棄されるクルミの殻や剪定された桜の枝、放置竹林を整備した時に出た竹を使用したSDGsなうちわです! 上田市の上田プラスチックが開発・製造し、デザインを上田女子短大の学生が担当しました。 ■デザインした上田女子短大の学生 「クルミを使っていると聞いて、思いついたのがリスだったので」 ■受け取った人 「電動ファンより『うちわ派』です。夏と言ったらうちわじゃないですか」 花火が始まる午後7時ごろ。 上田市の気温は28.4度。真夏の花火大会にうちわが大活躍です。 ■見物客 「SDGs サイコー! SDGsの風がよく浴びられました」 ■開発した上田プラスチック・長坂和夏さん 「うちわあおいで涼むくらいがいい気候で良かった。絶好の花火日和ですね」 会場には不要なうちわを集める回収箱を設置しましたが、ほとんどのお客さんが自宅に持ち帰りました。 ■見物客 「来年も使います!イエーイ!」