訪日客のカード利用額回復 3月、コロナ前の81%に
訪日客がクレジットカードを利用して支払った金額が、3月時点で新型コロナウイルス流行前の81%まで回復したことが、三井住友カードの調査で分かった。都道府県別では29府県でコロナ前を上回った。昨年10月の水際対策緩和を受けて訪日客が増えたのが主因で、同社の担当者は「円安で外国人が買い物をしやすくなった影響もあると考えられる」と話す。 三井住友カードの加盟店で訪日客がカード決済した金額を集計し、コロナ前の2019年3月と今年3月で比較した。 都道府県別では、山形と高知、徳島、群馬がコロナ前の3倍超に達した。こうした地域はコロナ前の利用額が少なかったことで増加率が大きくなった。