【ホープフルS】デルアヴァー 反撃へ着々 課題のスタートも二の脚向上 出来上昇&舞台も歓迎
「ホープフルS・G1」(28日、中山) 中山で反撃だ。東京スポーツ杯2歳Sで5着に敗れたデルアヴァー。ゲートで後手を踏み、位置取りの差に泣いたが、上がり3Fは勝ち馬と並ぶ33秒3をマーク。存在感を示した。松永幹師も「あの位置取りではきついけど、それでも伸びているからね。2コーナーまで泣いていたというし、最後も併せ馬になっていれば違った」と次に向けて手応えをつかむ。 課題となった発馬については「前走後はゲートを中心にやっているし、出るのは普通でも二の脚が速くなった。中団で競馬ができれば」と練習の成果が出ることを期待。さらに「前回よりも動き、反応が良くなった」と3走目の上昇も感じ取る。 コーナー2つの広い東京千八から、小回り中山の二千メートルに変わる。「コーナー4つの方がいいと思うし、馬込みも大丈夫だから多頭数で流れてごちゃつくぐらいがいい」と舞台を歓迎した。僚馬ヤマニンブークリエにJRAG1全制覇の偉業がかかる武豊が騎乗すれば、デルアヴァーはG1初勝利が期待される三浦とのコンビ。厩舎2頭出しとなるトレーナーは「ユタカにも勝ってほしいし、皇成にも勝ってほしいし」と笑顔でエールを送る。G1・126回目の騎乗で待望のVなるか。注目の一戦だ。