エンジンカッターで“扉”を破壊…空きビル使い“リアルな防災訓練” 三井不動産と東京消防庁がタッグ
FNNプライムオンライン
空きビルを使って、よりリアルな防災訓練が行われました。 建物内の火に消火液を激しく噴射していきます。 16日に東京都内で行われたのは、大規模地震で火災が発生したことを想定した訓練で、三井不動産と東京消防庁などがタッグ。 空きビルを使い、実践さながらの訓練が行われました。 取り残された人を救助する訓練では、エンジンカッターなどを使って防火扉を破壊しました。 2024年の元日に発生した能登半島地震でも、建物の下敷きになって多くの人が亡くなっていて、素早い救助の重要性が浮き彫りになりました。 日本橋消防署・石澤幸洋署長は「過去の災害、圧死という部分が多かった。“救出するための破壊”は非常に重要。ドアを1つ切るにしても、どういった切り方をしたら良いかなどが経験できると思う」と話しました。 企業と行政がタッグを組んだ地域防災の輪が広がっています。 この訓練には警察、地元の消防団、ビル管理スタッフなども参加していたそうです。