山陰放送

島根県松江市の中学校で、このほど、お笑いコンビTIMのゴルゴ松本さんによる特別授業が行われました。 【写真を見る】「涙浮かべてでもいいから、外に出て太陽の光浴びるんだぞ。誰かが助けてくれるのが人間の世界だから。」　ゴルゴ松本さん中学校で「命の授業」 人権教育の一環として行われたこの授業で、ゴルゴ松本さんが生徒たちに伝えたかったこと、生徒たちが学んだこととは。 お笑いコンビTIMのゴルゴ松本さんが東出雲中学校の生徒に行ったのが「命の授業」。 東出雲町青年経営者会60周年記念事業実行委員会　秦昇吾委員長 「生徒の皆さんが今日の講演をきっかけに将来のための、何かの気付きになれば良いと思います」 全校生徒と保護者、関係者の大きな拍手で出迎えられたゴルゴ松本さん。 早速「命」という漢字をホワイトボードに書き、「命を育てるものは何か?」と、生徒に問いました ゴルゴ松本さん 「漢字一文字どうぞ。金?金はどうやって稼ぐ。働くんだ。その前からあるもんだ。はいなんだほら!思ってることを言う時間だ。え?大きな声で!心…?正解!命=心だ。いい?命がけより日々の小さな心がけだ。心が日々みんなの体に命を入れて運んでくれるんだ」 命って何、心って何? ゴルゴさんは漢字や言葉を題材に、生徒たちに語ります。 ゴルゴ松本さん 「だから心が大事なの。心にはそれぞれの音が存在するんだ。なんていう漢字ですか?（「心」の上に「音」と書いて）『意』だ。意（い）と読む。（下に「思」と書いて）なんて読みますか?『意思』だ。この意思が大事だ。」 2011年から、全国の少年院などを回って続けている「命の授業」。 漢字や言葉にこめられたメッセージは「命の尊さ」と「脆さ」。 それを伝えるのが「命の授業」です。 ゴルゴ松本さん 「いじめられてる人、もしきつかったらな部屋に閉じこもんなよ?カーテンあけろよ、窓を開けて酸素を入れろよ?命の酸素だからな。新しい酸素を吸うんだぞ。涙浮かべてでもいいから、外に出て太陽の光浴びるんだぞ。誰かが助けてくれるのが人間の世界だから」 生徒は 「色々な漢字から色々な人生について楽しいことや辛いこととかいろいろなことがあるけどそれを乗り越えていくということが伝わって、すごく良かったと思います」 「とてもインパクトが強くてでもとてもやさしそうな方で内容もとても深くて人生の教訓になりそうだと思いました」

時に笑いを、時に情熱を前面にしたゴルゴ松本さんのメッセージ。 生徒たちの胸にしっかりと刻まれたようです。