【移籍情報】山形、鹿島の元日本代表MF土居聖真の完全移籍を発表「山形の地で育った僕が…」 今季は鹿島で公式戦13試合に出場 | Jリーグ
【国内サッカー 最新ニュース&移籍情報】モンテディオ山形は7月25日、鹿島アントラーズから元日本代表MF土居聖真を完全移籍で獲得したことをクラブ公式サイト上で発表した。 土居が山形に完全移籍することが決定した。 山形のクラブ公式サイトによると、土居は背番号「88」を着用する模様。同サイトには、次のように土居のコメントが掲載されている。 「モンテディオ山形に関わるすべての皆さん、初めまして。鹿島アントラーズから加入する土居聖真です。小学校卒業まで山形の地で育った僕が、約20年ぶりに山形でサッカーをできること、このようなチャンスを与えてもらえたことに感謝と感動でいっぱいです。J1リーグ昇格、優勝を目指すのはもちろん、J1リーグで代表するチームになれるようピッチ内外で貢献していきたいです。一日でも早く、試合で皆さんに会えることを楽しみにしています。自分のこれまでの経験を還元して、モンテディオはもちろん山形県のサッカー向上、発展にも貢献できればと思います。よろしくお願いします」 また、鹿島のクラブ公式サイトには、次のように土居のコメントが掲載されている。 「鹿島アントラーズを離れ、環境を変える決意をしました。自分にとって、アントラーズは人生そのものでした。ジュニアユースから含めて約20年を過ごし、フットボールに必要なすべてのことを学びました。偉大な先輩たちの背中を追いかけ、日々の練習から力を出し切り、どんな状況でもチームの勝利のために行動する。ピッチの中ではどこまでも厳しく、ピッチの外では家族のように温かい、アントラーズのおかげで、今の土居聖真があります。そんな自分も、選手としてピッチでまだやるべきことがあり、第二のサッカー人生にチャレンジする必要があると決断しました。このクラブで培ったものを糧とし、すべては勝利のために戦ってきます。アントラーズで獲得したすべてのタイトルの味も、負けて悔しくてたまらない味も、アントラーズファミリーの皆さんとともに歩んできたサッカー人生が、自分を選手としても人間としても大きくしてくれました。僕は、カシマスタジアムでどんな時も自分の背中を押してくれた土居聖真コールを、一生忘れることはありません。土居聖真のチャントは、僕の一生の宝物です。僕のアントラーズでのサッカー人生は一旦終わりますが、第二のサッカー人生はここから始まります。引き続き、応援していただけると幸いです。まだまだ皆さんに伝えたい想いや感謝はありますが、ここでは長すぎますのでこの辺にしておきます。そして鹿島アントラーズに関わるすべての皆さん、偉大なる大先輩ジーコさんにも感謝の意を込めて、次の旅へと出発します。ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします」 1992年5月21日生まれの土居は、現在32歳。山形県山形市出身で、同県の中山町立長崎小学校を卒業後、地元を離れ鹿島のユースへ加入した。2011年には同クラブでトップチームに昇格すると、今季まで鹿島一筋でプレーを続けてきた。一方、近年は出場機会を減らしており、今季は公式戦13試合の出場に留まっていた。