ロッテ・中村奨吾、10年目32歳で1000安打到達!「マリンで達成できてよかった」 今季最多10得点で2位浮上
(パ・リーグ、ロッテ10-2楽天、10回戦、ロッテ5勝4敗1分、25日、ゾゾマリン)プロ10年目で節目の記録に到達した。ロッテ・中村奨吾内野手(32)が、残り1本に迫っていた通算1000安打を達成。2安打3打点で今季最多に並ぶ10得点での大勝に貢献し、お立ち台ではにかんだ。 「もっと早く決めたかったけど、マリンで達成できてよかった。ファンの方にはすごい声援をいただいて、苦しい時でも力になっている」 4-0の三回2死一塁で甘いスライダーを逃さず、右中間へ適時二塁打を放った。区切りの一本をマークすると、先輩の荻野から記念ボードを手渡され、グータッチで祝福された。七回にも右前へ2点打を放ち、1001安打目も記録した。 奈良・天理高、早大を経て2015年にドラフト1位で入団。1年目から100試合以上に出場し、18年から4年間連続で全試合出場を果たした。10年目の今季は打率・225と苦しむが、不調の要因を下半身の弱さだと分析。試合前練習では誰よりも早く球場に姿を現し、ロングティー打撃に励むなどバットを振り込む。 これでチームは再び2位に浮上。「なかなかうまくいかないことの方が多いが、サポートしてくださる方に恩返しというか、喜んでいただけるように結果として出していきたい」。もがき苦しんでいた時もある。それでも積み重ねた努力が笑顔に変えた。(森祥太郎)