「長期投資のつもりだったのに…」多くの人が途中で投資をやめてしまう理由とは?
2024年から新NISAが始まりました。 新NISAは従来のつみたてNISAや一般NISAに比べて年間に投資できる金額が増えたほか、非課税期間にも制限がなくなり、より多くの人に使いやすい制度となっています。 ◆【チャート】値動きを長期的な目線で眺める!「例:S&P500」 そのため、新NISA開始をきっかけに、老後資金の運用などのために投資を始めた人も多いです。 また、投資は基本的に一度設定をしたら、あとはほったらかしで積立を続けるのが長期的な運用に向いています。これは、運用期間が長いほど複利の力によって資産が雪だるま式に増えていくためです。 たとえば、毎月1万円の積立投資を年率3%で40年間運用した場合、元本480万円は約930万円にもなります。 ただし、新NISAを始めて間もなく投資を辞めてしまう人が多いのが実態です。では、これらの人はなぜ投資を辞めてしまったのでしょうか。 本記事では、多くの人が長期投資を途中でやめてしまう理由を紹介します。新NISAでの積立投資を最近始めた人やこれから始めようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
短期的な値下がりに耐えられない
投資は、毎日価格が動きます。そのため、価格が上がるときもあれば、当然下がるときもあります。 ただし、今まで預貯金しかしてこなかった人のなかには、この価格変動をストレスに感じる人も多いです。 短期的な下落で資産評価額が下がることで、焦って売却をしてしまう人が後を絶ちません。 投資対象をしっかり分散できている銘柄は、長期的に見れば資産評価額が上がる可能性が高いです。 たとえば、アメリカの大企業500社の株価に連動するS&P500指数も、リーマンショックやコロナショックなどで短期的に暴落したことはありますが、長期的に見ると価格は上昇を続けています。 そのため、短期的な価格変動に惑わされることなく、腰を据えて資産運用をおこないましょう。