【GLEAT】前3冠王者・中嶋勝彦が登場!××スタイルでLIDET UWF王座奪取
<GLEAT:Ver12大会>◇1日◇東京ドームシティホール 3月30日の全日本プロレス大田区大会で安斉勇馬に敗れ、3冠ヘビー級王座から陥落した中嶋勝彦(36)がついにリングに戻ってきた。 1日にGLEATのリングに登場。がんで闘病中の第2代王者フジタ"Jr"ハヤトが返上した「LIDET UWF世界王座」のベルトをかけて初代王者・伊藤貴則(30)と、ロストポイント制のUWFルールで対戦した。 伊藤の強烈なハイキックでダウンするなど残り1ポイントに追い込まれながらも、11分6秒、伊藤のハイキックをかわして張り手をたたきこみ、そこからノーザンライトボム→アームバーとつないでレフェリーストップ勝ち。第3代王者に輝いた。 中嶋は全日本プロレス参戦時と同じ「××STYLE」のガウンを着用して登場。試合が始まると、UWFルールでは反則だが、おなじみの「シャッターチャンス」(コーナーにもたれる相手の顔面を両足で踏みつけながらロープをつかんで横になり客席に写真撮影をアピール)も繰り出した。 試合後のマイクで「XXスタイルの中嶋勝彦だ。まずは鈴木社長、干されたオレをこのリングに上げてくれてありがとうございました。あの時、社長と約束した。ベルトを一発で取ると。約束通りだ」と話した後、続けて「そして次、若手の底上げ。LIDET UWFに若手は何人いるんだ?」。 リング上にいる伊藤、エル・リンダマン(29)、田中稔(51)に視線を移し「若手が3人しかいないのか。まあいい、若手3人でオレが戦ってやる。3対1だ」と明らかに若手ではない3人を小ばかにすると、キレたリンダマンが中嶋に殴りかかった。 中嶋は「何だ文句あんのか、かかってこいよ。ただな、UWFの大切なベルトを巻いているのは、この××スタイルの中嶋勝彦だ。そう、オレがルールだ。悔しいならオレの首、かき切ってみろ」と全日本プロレス参戦時と変わらぬ挑発を続けた。 ただ、中嶋は自身のXには「ベルト奪取 鈴木社長ありがとう 前王者、フジタ“Jr”ハヤト帰りを待ってるぞ」と書き込み、ハヤトの早期回復を祈っていた。 ※「LIDET UWF」はGLEATのブランドの1つで、Uインターやリングス、PRIDEなどで活躍したプロレスラー、総合格闘家の田村潔司(GLEATエグゼクティブディレクター)が監修したUWFルールで興行を開催している。UWFルールでは勝敗はギブアップ、KO、レフェリーまたはドクターストップなどで決まる。選手は持ち点5点からダウン、ロープエスケープでその都度、1点が引かれていき、時間切れの場合は残ったポイントで勝敗が決まる。