「中畑さん、何か知っていたんですか?」田中将大の巨人入りをTVで“予言”した中畑清を直撃! 獲得直言の真意は…「ビックリしたよ、俺も!」
今オフ、もっとも世間の注目を集めた田中将大投手の去就。巨人入りが報じられる前日にテレビで巨人に獲得を直言したことで、中畑清も思わぬ注目を浴びることになった。「事前情報を知っていたのでは」などという憶測まで飛び交う始末。ここはもうご本人に聞いてみるしかない……⁉︎〈全2回の1回目/つづきはこちら〉 【写真】「な、懐かしい」最初の楽天時代、無双のマー君&「ムキムキだぜ!」現役時代の中畑清お宝写真を見る 「最後はチャンスを与えるんであれば、ジャイアンツが手を挙げて。(阿部)慎之助、お前が獲れ! みたいなね」 大幅年俸ダウンで「居場所がない」と2024年限りでの楽天退団を表明し、所属先がないまま引退かというピンチに見舞われた田中将大に対し、巨人のOB会長を務める中畑清氏は12月15日のTBS『サンデーモーニング』に出演して上記のように声を張り上げた。
中畑氏は知っていたのか?
すると翌日、「マー巨人」(日刊スポーツ)、「マー巨人獲得」(スポーツニッポン)とスポーツ紙は一面で巨人が田中の獲得調査に動くと報じた。 X(旧ツイッター)では「これ中畑さん知ってたな」などとキヨシの“予言”と話題になったが、真相はどうだったのか。中畑氏が直撃取材に応じた。 「ビックリするよ。全紙、一面じゃん。驚いたよ、俺も。俺が慌てたよ。みんな、『中畑さん、知ってたんじゃないか』とかさ。ほら俺、何でも喋っちゃうタイプだからさ。そういう疑惑が渦巻いていたけど、一切知りません。一切何も情報はありませんでした。たまたまそういう形ではまっただけ。俺が言ったからそんなふうに動くとなったら、大したもんだよ俺も。そうあってほしいよ、逆に」
レジェンドには幸せな終わり方をさせてあげないと
本人も予期しなかった予言的中に、キヨシ節を炸裂させた。改めて、生放送で巨人の阿部慎之助監督に獲得を進言したのはどんな意図があったのだろうか。 「功労者に対して最後、あまりにも雑な対応の仕方で終わってしまうことに俺、日本球界への危機感を持ってるんだよな。戦力としてもう終わってるから、給料を上げられないとかそんなのはいいんだけど、それも言い方だと思うんだよ。対応の仕方。 レジェンドって言われる人たちには、ある程度幸せな終わり方をさせてあげないと。これから若い連中に夢を託していくプロ野球の世界が、あまりにも雑な終わり方をするのであれば魅力はなくなるだろうし、半減するだろうし。嫌な噂を残して暗いムードで終わらせるのは、俺は決していいことではないと思うから」 2021年、ヤンキースから当時日本人史上最高の推定年俸9億円+出来高払い(2年契約)で楽天に復帰した田中だが、渡米前のような成績を残すことはできず、2024年は1試合しか登板できずに0勝1敗、防御率7.20でシーズンを終えた。 すると楽天は契約更改で減額制限を超える年俸を提示し、「もう期待はされていないんだなと」受け止めた田中は自由契約を選択。2013年に24勝無敗で球団初の日本一を実現させた功労者は、日米通算200勝まであと3勝に迫りながら、新たな居場所を探すことになった。
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