米共和党予備選 トランプ氏、ヘイリー氏の地元で「勝利宣言」
日テレNEWS NNN
アメリカ大統領選挙に向けた野党・共和党の候補者選びで、トランプ前大統領と争うヘイリー元国連大使の地元、サウスカロライナ州で予備選が行われ、トランプ氏が勝利宣言を行いました。演説が行われた会場前から中継です。 トランプ氏がヘイリー氏の地元でも圧勝したことで、共和党の候補者選びは事実上、決したとの見方が強まりそうです。 トランプ氏「我々は11月5日もここで立ち上がる。ジョー・バイデンをとらえる。彼はアメリカを破壊している。『おまえはクビだ』と言う」 勝利演説ではヘイリー氏に一言も触れず、11月の大統領選に向け、バイデン大統領との対決姿勢を鮮明にしました。トランプ氏は4つの事件で起訴されるなど多くの裁判を抱えていることから、ヘイリー氏を早く撤退に追い込み、バイデン氏との対決に集中したい考えです。 ヘイリー氏「私はみんなのため、アメリカのために戦い続ける」 ヘイリー氏が選挙戦から撤退しない背景には、トランプ氏が77歳と高齢で健康面のリスクがあることに加え、刑事裁判で有罪判決を受ける可能性があり、不測の事態に備え、唯一の対抗馬として、できる限り選挙戦に踏みとどまる狙いがあります。 加えて、“反トランプ”の唯一の受け皿となったことで、1月だけで過去最高となる、およそ25億円の献金を集めていることから、資金力が続く限り、撤退はしないとみられています。