大阪メトロの座席シートに「無色無臭」何らかの薬品が付着 乗客が尻を火傷 傷害事件も視野に捜査
10日午後9時半ごろ、大阪メトロ谷町線の電車内で「シートに薬品がかけられて座っていた乗客が火傷した」と駅員から110番通報がありました。警察によりますと、天満橋駅から大日駅行きの電車に乗った50代の男性が座席に座っていたところ、尻が痛くなって都島駅で降りて駅員に通報しました。 【画像を見る】大阪メトロ谷町線 男性が降りた駅の風景と座席シートの様子 シートには1人分ほどの範囲で、無色無臭の何らかの薬品がかかっていて、男性は病院に搬送されましたが、尻を火傷する軽傷だということです。 警察は傷害事件も視野に、座席にかけられていた薬品の分析を進めるとともに、防犯カメラの解析などを進めています。 大阪メトロによりますと、液体で濡れていたシートは、6両編成の6両目、進行方向左側、中央付近で、大日駅に到着後、シートを交換したということです。 大阪メトロは「駅構内放送による注意喚起を行うとともに、折り返し終端駅での車内点検及び駅構内巡視の強化に努める」としています。