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　【1分読み切り】失礼な人には、こんなふうに対応するのが正解なんです。そして、自分自身があるべき姿とは？ 誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』（ダイヤモンド社）。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります！ ●　相手になめられたらどうする？ 　今日は「相手になめられたときにどう対処するか」というテーマについてお話しします。 　相手にバカにされたような、不適切で無礼なことをされたときに怒りの感情がわくのは自然なことですが、ちょっと冷静になって考えてみましょう。 　たしかにイライラするのはアナタのほうかもしれませんが、損をするのは相手のほうなんです。自分の行動は、いずれ自分に返ってくるものだからです。 ●　失礼な人への たった1つの対応 　基本的に、そういう人には関わらないようにするのが得策です。失礼なことをした相手は「私は関わるべきではない人ですよ」と教えてくれているようなもの。放っておけばいいのです。 　怒りに任せて相手を責めたり、改善を求めたりすると、その相手との関係性が続いてしまいます。またいずれ、自分が嫌な思いをすることになりがちです。 　たとえ相手がしぶしぶ謝ったとしても、それは結局どちらにもプラスにはならないのです。 ●　調子がいいとき、悪いとき 　そういう態度をとる人は、その人が調子のいいときは波風立たずに過ごせるかもしれません。しかし、でも人は誰しも波があり、いずれ調子を崩すときが訪れます。 　そうなったときに、以前とった態度がふと恨みとなって返ってきて、また波風が立つことがあるんですね。 ●　誰にとっても大切なこと 　年齢性別に関係なく、誰にとっても大切なことは「誠実であること」。これは意識して心がけていないと、なかなかできないことではありますが、誠実でいれば、周りに誠実な人が集まってきます。 　逆に、誠実でない人の周りには誠実でない人が集まり、後々ひどい目に遭うことになります。ですから、相手になめられたと感じてイライラしたときは、相手が誠実でないと考えればいいのです。 　そして、アナタ自身は誠実であり続け、誠実でない相手とは距離を置けばいいのです。そうすれば、長い目で見てうまくいくはずです。 ●　いまは平穏無事かもしれないけれど 　いまはまだ相手の調子がいいから、関わっていても平穏無事なのかもしれません。でも、そうでなくなるタイミングは案外早く訪れるものです。 　人生経験を重ねると、「あのときのあの人、やっぱりそうだったな」と思い返すことが多くなります。きっといつか、距離を置く判断が正しかったと思える日が訪れるはずです。