【フィリピン】スービック開発庁、港湾インフラを増強
フィリピンのスービック湾都市開発庁(SBMA)は、港湾インフラを増強することを明らかにした。投資額は約450億ペソ(約1,200億円)で、2028年までの完成を目指す。官民連携(PPP)や海外からの政府開発援助(ODA)で進める。 投資額が大きいのは、スービック湾自由港内のロウアー・マウ地区とレドンド半島での多目的港の建設となる。事業費はロウアー・マウが130億ペソ、レドンド半島が110億ペソ。貨物船の寄港増加に対応する。 クルーズ船用新ターミナル建設には102億ペソを投資する。20万平方メートルを埋め立て、新ターミナルを建設するほか、全長380メートルの埠頭(ふとう)を新設する。 このほか、スービック湾国際空港の刷新に70億ペソ、空港ホテルと駐車場の建設に43億ペソを充てる。