スペック最強は誰だ!? 日本代表、最新メンバー能力値ランキング4位。WGとしてスピード不足? キレ味は間違いない至宝
15日、サッカー日本代表は2026年のワールドカップ(W杯)・アジア最終予選第5戦目、アウェイのインドネシア代表戦で大量得点を奪い勝利した。これで4勝1分の勝ち点13。2位との勝ち点差は7となりW杯出場に大きく近づいた。誰が出ても点が取れる日本代表はまさに史上最強。そんな代表メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。(成績、市場価値は11月17日現在。『transfermarkt』を参照)
4位:久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン) 生年月日:2001年6月4日 市場価値:5000万ユーロ(約80億円) 24/25リーグ戦成績:13試合3得点0アシスト 日本代表通算成績:39試合5得点11アシスト 今、日本人選手で最も市場価値が高い久保建英が4位にランクインした。 今季は所属先のレアル・ソシエダで控えにまわることもあるが、いざ試合に出場すると圧巻のプレーを披露してくれている。インターナショナルウィーク前のバルセロナ戦では、ゴールこそなかったものの、マンオブザマッチ(MOM)に選出され、絶好調の首位チーム相手にキレキレのパフォーマンスを見せた。 久保の得意な形は右サイドからのカットインドリブルにある。決して派手なフェイントを繰り出すわけではなく、小刻みなボールタッチと、強い体幹があるからこそできる素早い重心移動で相手を置き去りにするドリブルは、わかっていても止められない域に達しており、「スキル」は90.2という高い数値となった。 5000万ユーロ(約80億円)という高額な市場価値からも、いよいよ世界のトップ選手たちの仲間入りも近い久保だが、懸念点とすれば76.4と低い数値となった「フィジカル」だろう。 173cmと小柄な体型に加えて、単純な足の速さはウイングの選手の中では遅い部類に入る。実際に、直近のアジア最終予選・オーストラリア代表戦では、屈強なディフェンダーに内側のコースを完全に消されると、選択肢を失いボールロストする場面もあった。 縦へのスピード、そして、右足のキック精度を見破られた相手のこの対応は見事なものだったが、久保が本当の意味で世界的なスタープレイヤーになるためには、良い経験だったのかもしれない。
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