アメリカン航空、羽田-ニューヨーク6月就航 デルタ返上枠で1日1往復
アメリカン航空(AAL/AA)は、ニューヨーク(JFK)-羽田線を現地時間6月28日に開設する。米国運輸省(DOT)が同社に対し、羽田の発着枠を正式に割り当てたことを受けたもので、週7往復(1日1往復)運航する。アメリカンはニューヨーク-羽田線を運航する唯一の米系航空会社で、展開する日本航空(JAL/JL、9201)とのジョイントベンチャー(JV、共同事業)を強化する。 運航スケジュールは、羽田行きAA167便がニューヨークを午前11時25分に出発し、翌日午後2時30分着。ニューヨーク行きAA168便は29日が初便で、午後4時30分に羽田を出発し、午後4時35分に到着する。機材はボーイング777-200ER型機(3クラス273席)を投入する。 DOTが正式に割り当てた発着枠は、デルタ航空(DAL/DL)が保有していたもの。デルタは計画していたポートランド-羽田線の就航を断念し、週7枠(1日1枠。1枠は1往復)の発着枠を返上した。 ニューヨーク-羽田線は現在、JALと全日本空輸(ANA/NH)が1日2往復ずつ運航しており、米系ではアメリカンのみとなる。アメリカンの新路線は、JV先のJALの既存便を補完。同社は「1日3往復から都合よい時間帯を選ぶことができる」とアピールしている。 JVを展開するJALは、長距離国際線の新機材エアバスA350-1000型機を1月24日に羽田-ニューヨーク線に投入。2路線目はダラス・フォートワース線でアメリカンのハブへ乗り入れる。
Yusuke KOHASE