〈奥能登豪雨〉輪島、珠洲の孤立解消
石川県は27日の災害対策本部員会議で、通行止めとなっていた珠洲市の大谷狼煙飯田線が開通し、輪島、珠洲両市で発生していた孤立集落が実質的に解消したと報告した。22日のピーク時は115カ所で確認された。 28、29日は災害ボランティアを現在の105人から235人に拡充し、輪島、珠洲、能登3市町の被災家屋などで活動する。輪島市の日本航空学園に開設しているボランティアの宿泊拠点は、今月末に閉鎖する予定だったが、10月1日以降も活用する。 避難所は輪島、珠洲、能登3市町の計17カ所に開設し、456人が身を寄せた。国道249号など県管理道路の通行止めは18路線29カ所となった。 断水は、輪島市2822戸、珠洲市1253戸、能登町178戸の計4253戸で続いている。停電は3市町で計890戸となっている。