涼を感じさせる芳川公園の噴水。子供たちが水に触れて感触を楽しんでいた（5日午前11時3分）

　長野県松本地方は5日、高気圧に覆われて晴れ、松本市沢村の最高気温は36.7度（平年比8度高）を観測した。今季初の猛暑日となり、前日に続いて、最も暑い8月上旬の水準を超えた。 　同市小屋北の芳川公園では、噴水で幼児と保護者の遊ぶ姿が見られた。子供たちは勢いよく吹き出る水に驚いたり、恐る恐る手を出したりして、水の感触を楽しんでいた。 　一方、松本広域消防局によると、同日、熱中症とみられる症状で安曇野市内の60代男性と松本市内の70代女性がそれぞれ、安曇野、松本両市内の病院に搬送された。男性は工場での作業中にふらつきや吐き気をもよおし、女性は屋外で動けなくなった。 　長野地方気象台によると、6日の天候は曇りで昼過ぎまで時々晴れ。所により、夜の始めにかけて雷を伴う雨が見込まれる。同市沢村の予想最高気温は33度となっている。