【ルヴァン杯】新潟が準々決勝進出 長倉幹樹2戦連発でJ2長崎に引き分け2戦合計3―2
<YBCルヴァン杯:長崎1-1新潟>◇プレーオフラウンド◇第2戦◇9日◇トランスコスモススタジアム長崎 アルビレックス新潟はアウェーでJ2のV・ファーレン長崎と1-1で引き分け、2戦合計3-2で準々決勝進出を決めた。 1点を追う後半35分、FW長倉幹樹(24)がMF秋山裕紀(23)の右クロスを頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。長倉は「(秋山から)いいボール来た。枠に飛んで良かった」と振り返った。 しぶとく戦い、8強入りをたぐり寄せた。2-1で先勝した第1戦から先発9人を変更。試合前日の8日、松橋力蔵監督(55)は「ドロー狙いではなく、次に進むために最初から攻撃的に行く」と話した。だが、序盤はパスのテンポが上がらず、攻め込まれピンチが続く。それでもGK阿部航斗(26)を中心に相手の猛攻を跳ね返す。 雨が強まった後半も守・新潟、攻・長崎の構図は変わらない。ぬれたピッチに苦戦しながらも最終局面で体を張ったが、同26分に失点。2戦合計2-2とされたが、長倉の2試合連続ゴールで逃げ切った。 準々決勝はホーム&アウェー方式で、第1戦は9月4日、第2戦は同8日に行われる。組み合わせは抽選で決定する。「てっぺん取れるように頑張ります」と長倉。松橋監督も「うれしい。勝つことはできなかったが、次につながったことは評価できる」とうなずいた。