セビージャは17日、FWチデラ・エジュケの獲得を発表 [写真]=Getty Images

　セビージャは17日、CSKAモスクワからFWチデラ・エジュケを獲得したことを発表。契約期間は2027年夏までの3年間と併せて伝えている。 【公式発表】セビージャと3年契約を締結したチデラ・エジュケ 　1998年1月2日のエジュケは現在26歳。主戦場が左サイドの逆足ウィンガーは、母国ナイジェリアでキャリアを始めると、2017年3月にヴォレレンガ・フォトバル（ノルウェー）に加入した。欧州初上陸を果たした後は、ヘーレンフェーンを経て、2020年夏からCSKAモスクワに在籍。当初はレギュラーに定着したものの、2022－23シーズンはヘルタ・ベルリンに、今シーズンはロイヤル・アントワープにレンタル移籍。後者では公式戦39試合に出場し5得点6アシストを記録していた。 　ナイジェリア代表としても通算8キャップを保持するエジュケは、CSKAモスクワとの現行契約が今夏に満了を迎えるため、フリートランスファーでのセビージャ加入に。『ラモン・サンチェス・ピスフアン』に到着した、この夏最初の選手は「このようなクラブが僕に興味を持ってくれることは、とても大きなことだ。代理人からそれを聞いた時、これから起こることに喜びと興奮を感じていた。コミュニケーションは簡単だったし、すべてがうまくいってうれしいよ」とクラブ公式サイトに語りつつ、意気込みを示している。 「セビリアは良い街だし、伝統のある素晴らしいクラブだと知っている。ここ数年、多くのトロフィーを獲得しているね。それは偉大なクラブであることを、野心を持っているクラブであることを教えてくれるもの。トロフィー争いやあらゆることを常に望んでいるクラブなんだ」 「選手たちのクオリティが高く、そこに僕も加わることで、このクラブをあるべき姿に戻すためのあらゆることを成し遂げられると思っている。今は明らかな課題もあるが、チームとしてそれを乗り越えるために団結できると信じているよ。だって、さっきも言ったように、このクラブは素晴らしく、あるべき場所に戻らなければならないから」 　昨シーズンにヨーロッパリーグこそ制覇したものの、直近2シーズンは残留争いに巻き込まれ、ボトムハーフでのフィニッシュが続いているセビージャ。新シーズンから指揮を取るガルシア・ピミエンタ新監督の下、エジュケは低迷脱却の立役者となるのだろうか。