藤井聡太竜王の昼食「梅乃点心」と「京都宇治玉露」（日本将棋連盟提供）

将棋の藤井聡太竜王（22）＝棋聖・名人・王位・王座・棋王・王将との7冠＝に佐々木勇気八段（30）が挑戦する第37期竜王戦七番勝負の第3局1日目が25日、京都市の世界遺産「総本山仁和寺」で指されている。 【写真】佐々木勇気八段の昼食「ビーフカツサンドイッチ」と「京都宇治玉露」 第1局は藤井竜王、第2局は佐々木八段が勝利して1勝1敗。先手が星を取り合っている。藤井竜王は年内最後の防衛戦で4連覇を目指し、達成すれば永世竜王（連続5期または通算7期以上）の資格獲得に王手をかける。佐々木八段は初のタイトル獲得を目指す。 序盤に角を交換し、佐々木八段が飛車を振ってシリーズ初の対抗形で展開。藤井竜王は慎重に時間を使い、午前中は67分長考した。41手まで進んで、午後0時半、昼食休憩に入った。藤井竜王は「梅乃点心」。仁和寺対局のメニューブックによると、梅の形をした器にお造りやちらしずしなどを盛り付けている。佐々木八段は「ビーフカツサンドイッチ」を注文した。飲み物はともに「京都宇治玉露」を選んだ。午後1時半から再開される。 両者の対戦成績は藤井竜王の5勝3敗。持ち時間は各8時間。26日夜に終局する見込み。先に4勝した方がタイトルを獲得する。