近畿地方 去年より4日早い木枯らし1号 和歌山城公園で「こも巻き」
テレビ和歌山
今日は、二十四節気の一つ「立冬」です。和歌山市の和歌山城公園では、恒例行事「こも巻き」が行われました。
「こも巻き」は、松の木を枯らすマツカレハの幼虫が、冬になると暖かい場所に集まる習性を利用した、江戸時代から続くとされる害虫の駆除法で、和歌山城公園では毎年立冬に行われる冬の風物詩となっています。 今日は和歌山市の職員8人が、一の橋付近から作業を始め、藁で編んだこもを松の根元から1メートルほどの高さの所に巻きつけていきました。 今日一日で、二の丸庭園や紅葉渓庭園を含む城内のおよそ250本の松にこもが巻かれ、冬支度が整いました。 今日は、近畿地方に去年より4日早い木枯らし1号が吹いたと発表され、和歌山城整備企画課の西山茉那さんは「木々が色づき始める和歌山城で、季節の移り変わりを感じていただきたい」と話していました。 今日巻かれたこもは、来年3月5日の啓蟄の日に取り外され、焼却処分されます。
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