冊子「名古屋城妖怪リサーチ」 4こま漫画仕立ての内容で城内を回遊
名古屋城をゲーム感覚で回遊できる4こま漫画仕立ての冊子「名古屋城妖怪リサーチ」の販売が12月2日、名古屋城内の売店で始まった。(名駅経済新聞) 【写真】冊子「名古屋城妖怪リサーチ」とランダムにセットされる「妖怪ステッカー」の一例 「名古屋城には城を守る妖怪がいる」という設定で、「カヤの木」や「清正石」「権現山」「埋(うずみ)門跡」など城内の見どころや文化財をモチーフに作った10種類の「妖怪」が登場する4こま漫画にまとめ冊子にした。妖怪に仕立てたモチーフの解説やエピソードを落とし込み、全体で名古屋城を知ることできる一つの物語になっている。同企画を担当する名古屋城総合事務所の堀友梨香さんによると、名古屋城の歴史や史跡・文化財の大切さや魅力を知ってもらうことを目的に作成したという。 冊子のマップに妖怪の「出没ポイント」を掲載。購入者がマップを手がかりに妖怪を探し、空欄になっている漫画の妖怪登場部分に付属の「妖怪シール」を貼ることで冊子が完成する。堀さんは「1話完結型なので、どのスポットからでも物語を楽しく読み進めることができる。城内をくまなく歩いて全10話を完成させることで、隠れた名古屋城の魅力を新たに発見してほしい」と呼びかける。 価格は800円(ランダム妖怪ステッカー3種類付き)。主なターゲットはファミリー層で、子どもから大人まで、1人や複数人での利用を想定する。
みんなの経済新聞ネットワーク