史上初の『M-1』2連覇を達成した令和ロマン「最終決戦が終わった時点で優勝したぐらいうれしかった」
12月22日に行われた『M-1グランプリ2024』で優勝した令和ロマン。大会初の2連覇を達成したふたりは、直後に行われた優勝会見でその喜びを語った。 【結果まとめ】『M-1グランプリ2024』全組の審査&得点をレポート
いい『M-1』だった
まずは優勝の心境を聞かれ、「本当にうれしいもんですな! マジで誰も(2連覇は)しないんじゃないですか」と、史上初の2連覇達成を実感した高比良くるま。松井ケムリも「僕、歴史に名を残すの好きなので、めちゃくちゃうれしいです」と笑顔を見せる。 今回の出場に関して、「『M-1』が盛り上がればいい」と話していた髙比良は、「大会自体が盛り上がったので、もし最終決戦で敗れていたとしてもよかったと思えていたか」という質問に、「最終決戦が終わった時点で優勝したぐらいうれしかったんですよ。なんかいい『M-1』だったって思っちゃって。結果発表の間もセットとかずっと見ちゃってたんで、プラスアルファをもらったって感じですかね。(大会自体が)めちゃくちゃ盛り上がった中で勝てたっていうのが僕はうれしかったです」と語る。 優勝が決まった瞬間、涙を浮かべたように見えた髙比良だが、本人は「泣いてたのかな? 記憶にないです」とコメント。「でも、めっちゃ感情は超高ぶりました。説明できないです。ジャンルでいったら喜びだと思う」と振り返る。
一方、松井は「僕は泣いてはないんですけど、本当にうれしくて『終わった!』という気持ちでした。去年優勝した時点で僕はもう出ないと思ってたのに(今年)出てるので、浪人が終わったみたいな気持ちで達成感がありました」と話した。 1stラウンドでは、まさかの2年連続でトップバッターとなった令和ロマン。笑神籤(えみくじ)が引かれたときの心境については、「さすがに終わったと思いました。2年連続優勝より、2年連続トップバッターからファイナルラウンドに行くほうがむずそうじゃないですか」と語る。また、昨年はネタを数本用意し、出順や客席の様子を見てネタを選んでいたが、今年はまわりの環境よりも自分たちに重きを置いて、「とにかく劇場でウケるし、おもしろいネタ」で挑んだと明かした。 次回以降の『M-1』出場については、「果たしてどうなんでしょうか?」と濁しつつ、「来年は出ないんでね。でもラストイヤーまではあと8年あるので、いつ出てくるんだろうという恐怖で市民(ほかの出場者)をおびやかそうと。『M-1』が盛り上がらなくなってきたら、また出るぞって」と答えた。