【MLB】メッツ・千賀滉大がリリーフで復帰の可能性 「起用法はチーム次第」「先発で投げるのは難しい」
今季の千賀滉大(メッツ)はキャンプ序盤に右肩を痛めて長期離脱し、日本時間7月27日のブレーブス戦で戦列復帰を果たすも、左ふくらはぎを痛めて再離脱を強いられている。まだ戦列復帰のめどは立っていないが、リハビリが順調に進み、登板できる状態まで回復した場合、リリーフで復帰する可能性があるようだ。千賀は「先発で5~6イニングを投げられるかと言われると、それには時間が足りない。(リリーフでの復帰に)抵抗はない。起用法はチーム次第になると思う」と話し、リリーフでの復帰に前向きな姿勢を見せている。 メッツの千賀滉大が復帰戦で今季初勝利をマークも左ふくらはぎを痛める 米公式サイト「MLB.com」でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者は、千賀がリリーフで復帰するプランについて「現時点では机上の空論に過ぎない」としている。千賀が故障者リストから復帰できるのは最短で日本時間9月26日だが、それまでにメジャーの戦力として十分に投げられることを証明する必要があるからだ。カルロス・メンドーサ監督は「彼がブルペンでの投球を開始すれば、(復帰できるかどうかが)よりハッキリとわかるだろう。ブルペンでの投球はもうすく始まる予定だ」と話している。 現在31歳の千賀は5年7500万ドルの大型契約でメッツに入団した昨季、29試合に先発して12勝7敗、防御率2.98、202奪三振の好成績をマーク。今季はエースとしての働きを期待されていた。しかし、今季は2度の長期離脱を強いられ、ここまでメジャーでの登板は1試合だけ。千賀は「タフなシーズンだった。プレーできないというのが本当に残念。それに尽きる」と今季ここまでを振り返るが、まだシーズンは終わっておらず、復帰の可能性も残されている。 なお、千賀の契約には「最初の3シーズンで合計400イニングを投げた場合、3年目のシーズン終了後にオプトアウトできる」という条項が含まれているが、ここまで2シーズンで合計171回2/3しか投げておらず、この条件をクリアするのは困難だろう。よって、千賀は2027年シーズンまでメッツの一員としてプレーし続ける可能性が極めて高い。今季中にリリーフでの復帰を目指すのか、来季開幕からローテの一角を担うことを見据えるのか、まもなく開始されるブルペンでの投球練習が進むにつれて、メッツの方針がハッキリと見えてくるはずだ。