石川ひやおろし一斉発売 奥能登の酒蔵も出品 昨年上回る予約
石川県酒造組合連合会などは6日、秋の季節酒「ひやおろし」を県内の酒販店で一斉発売した。能登半島地震で被害を受けた奥能登の5酒蔵を含む21酒蔵が出品。全国で被災地応援の機運が高まり、酒販店からの予約数は昨年より2367本多い3万4109本となった。 ひやおろしは、冬に醸造し、ひと夏熟成させた生詰めの日本酒で、落ち着いた香りと丸みのある味わいを楽しめる。21銘柄は720ミリリットル瓶で統一し、価格は1650~2420円。初日は、金沢市の香林坊大和と金沢エムザにある酒販店で、同連合会の関係者が来店客に試飲を勧めた。 同連合会は2007年から北陸三県卸売酒販組合、石川県小売酒販組合連合会と連携して、ひやおろしのキャンペーンを行っている。 ●白山でイベント 白山市のイオンモール白山で6日、ひやおろしの発売イベントが行われ、来店客が試飲を楽しんだ。7、8日も実施される。