浜辺美波ら明大祭に登場「最後まで目が離せないような作品にするため、みんなで頑張りました」<六人の嘘つきな大学生>
映画「六人の嘘つきな大学生」(11月22日[金]公開)の“六嘘チーム”浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠が11月2日、東京・明治大学和泉キャンパスで行われている「第140回明大祭」に登場。抽選で選ばれた学生250人を前に公開記念特別授業を行った。 【写真】学生たちを前に真剣な表情を見せる浜辺美波、赤楚衛二 ■人気小説を映画化した極上のミステリーサスペンス 「六人の嘘つきな大学生」は、「2022年本屋大賞」ノミネートをはじめさまざまなランキングを席巻し、現在までに累計65万部を突破している浅倉秋成によるヒット小説。 就職活動を舞台に、登場人物6人の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、それぞれの暴かれたうそと罪の真相を検証しながら、自らの人生と向き合っていく“青春ミステリー”要素を掛け合わせ、圧倒的クオリティーかつ怒涛の伏線回収で人気を博している。 そんな人気作を監督・佐藤祐市、脚本・矢島弘一で実写映画化。主人公・嶌衣織役の浜辺をはじめ、波多野祥吾役の赤楚、九賀蒼太役の佐野、矢代つばさ役の山下、森久保公彦役の倉、袴田亮役の西垣という、人気と実力を兼ね備えた6人が繰り広げる極上のミステリーサスペンスとなっている。 10月に行われた完成披露舞台あいさつに続き、今回は劇中で矢代つばさが在籍していた明治大学に6人が再び集結。これまで「第39回 東京ガールズコレクション 2024 AUTUMN/WINTER」(TGC)でのランウエーや完成披露舞台あいさつ、映画公式SNSなどで抜群のチームワークを見せてきた6人。 年に1度の学園祭ということで、多くの出店が並んだり、さまざまなイベントが開催されるなど、熱気あふれる大学の様子に興味津々の様子。大学の教室で250人もの学生の前で行う“特別授業”という、今までとは一味違ったイベントの開始を待ちわびていた。 ■学生たちの悩みや疑問に浜辺美波らが答えていく 教室に6人が登場すると、学生たちは熱烈な拍手で歓迎。あまりの熱気に「すごい、すごい」とうれしそうに場内に手を振りながら笑顔を見せ、特別授業がスタート。映画公式SNSで募集した、学生ならではの悩みや疑問に次々と答えていく。 実際に就活を控えた大学生からの「将来の夢の見つけ方が分からない。もし芸能界に入っていなかったらどうしていたか?」という質問に、幼いころから俳優として活躍している浜辺は「小学生のころにオーディションを受けて入った。入ったからには、この道で頑張ろうと思っていた」と回答。 山下は「小学生のころからアイドルを見るのが好きで、いつかやりたいと思ってオーディションに応募した。でも、13歳~17歳まで何度も落ちていた。そして、17歳の時に乃木坂46に入ることができた」というエピソードを明かす。 また、夢の見つけ方に関して「夢が見つからないときは、もう少し広くとらえたらいいと思う。人を楽しませたいのなら、美容師だったり、営業職だったり、例えば飲食店だったり、いろいろと選択肢はあると思う」と話す赤楚。 倉は「やりたいことがないことは、悪いことではないと思う。僕は理系の学校で毎日、白衣を着ていた。元々は就職するはずだったけど、今はお芝居をしている」、佐野は「紙に死ぬまでにやりたいことを書いてみてほしい。自分もやってる。忙しいかもしれないけど、経験を積むと自分と向きあう時間もできてくるし、世界が狭く感じる」と、それぞれ語る。 さらに「譲れないものはあるか?」という質問に、浜辺は「三半規管が強いこと。乗り物酔いもしたことがない」、浜辺とは逆で三半規管がとても弱いという西垣は「テレビゲーム愛は負けない。新作が出ると寝ないでクリアしちゃう」とコメント。 山下は「カップラーメンをよく食べるけど、体内時計が正確でしっかり3分測れる。毎日同じ時間に眠くなるし、アラームの10分前には起きられる」と驚きの特技を紹介。だが、アラームを切ってしまうそうで「二度寝をして遅刻してしまう」と笑顔で語った。 キャスト陣を驚かせたのは、倉の「移動中は絶対に寝ない。家に帰るまで寝ないし、遅刻もしない」というエピソードで、場内からも驚きの声が。そして、締めを飾ったのは佐野で、「10年前からM!LKでドームツアーをしたいと言ってる。この目標は変えないし、絶対に譲れない」という力強い言葉に拍手が起こる。 そして、浜辺が「この作品は6人で作り上げた作品。劇中では対立もしているけど、最後まで目が離せないような作品にするために、みんなで頑張りました。ぜひ劇場で見てほしいです」と伝えた。 ここで終了するかと思いきや、急きょスタッフにも内緒のサプライズが。「この映画は6人全員が座長のような作品。最後に客席にいる人に指名された人に締めてもらいましょう!」と語り、客席の学生にマイクが渡される。 学生が指名したのは山下で、「私も皆さんと同じくらいの年齢のときは仕事をしつつも、将来などいろいろな不安や悩みを抱えていたので、そういう不安がある人もいると思う。でも、その先に見えてくる光だったり、醜い部分が見えたとしても、何を信じたらいいのか、信じるべき物が見つかる、そんな映画になっているので、ぜひたくさんの人に見てもらいたい」と話した。 最後は250人の学生と共に記念撮影。今作の宣伝活動で生まれた“六嘘ポーズ”を全員で決めるなど、笑顔の絶えないイベントとなった。 特別授業終了後、6人はキャンパスのエントランスへ。学園祭を楽しむ人たち前にサプライズで登場し、黄色い悲鳴が飛び交っていた。 ■映画「六人の嘘つきな大学生」ストーリー 誰もが憧れるエンターテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用。最終選考まで勝ち残った6人の就活生に課せられたのは“6人でチームを作り上げ、1カ月後のグループディスカッションに臨むこと”だった。 全員での内定獲得を夢見て万全の準備で選考を迎えた6人だったが…急な課題の変更が通達される。 「勝ち残るのは1人だけ。その1人は皆さんで決めてください」。 会議室という密室で、共に戦う仲間から一つの席を奪い合うライバルになった6人に追い打ちをかけるかのように、6通の怪しい封筒が発見される。その中の1通を開けると…。 「×××は人殺し」。 そして、次々と暴かれていく6人の嘘と罪。誰もが疑心暗鬼になる異様な空気の中、1人の犯人と1人の合格者を出す形で最終選考は幕を閉じる。 悪夢の最終面接から8年がたったある日、スピラリンクスに1通の手紙が届くことで衝撃の事実が発覚する。それは、“犯人の死”。 犯人が残したその手紙には、「犯人、×××さんへ。」という告発めいた書き出しに続き、あの日のすべてを覆す衝撃的な内容が記されていた。残された5人は、真犯人の存在をあぶりだすため、再びあの密室に集結することに。 うそに次ぐうその果てに明らかになる、あの日の「真実」とは―。