セリーヌ・ディオンもカムバック! パリオリンピック開会式、セレブたちの豪華衣装について解説
ファッション観点からも見逃せないパリオリンピック。セリーヌ・ディオンやレディー・ガガほか、開会式を彩った「ディオール」の豪華衣装の数々についてフォーカス。 【写真】レディー・ガガ38歳のベストファッション118を一挙総覧!
セリーヌ・ディオン(Celine Dion)
開会式のフィナーレには、セリーヌ・ディオンが登場。2022年12月に、難病スティッフパーソン症候群を患っていることを公表後、闘病のためにしばらく表舞台からは遠ざかっていた。 「ディオール」のオートクチュールドレスでエディット・ピアフの「愛の賛歌」を歌い上げ、美しく、力強いカムバックとともにオリンピックの開会を宣言。
マリア・グラツィア・キウリが特別にデザインしたドレスは、流れるようなシルクジョーゼット素材。表面には細やかなスパンコールが刺しゅうされ、何千個にものぼるシルバービーズを連ねたフリンジがきらめく。
レディー・ガガ(Lady Gaga)
開会式のオープニングに登場したレディー・ガガは、フランスのキャバレーの精神をたたえるエンターテインメント性に満ちたパフォーマンスで魅了。 サンルイ島のバリエ広場で披露したのは、ジジ・ジャンメールの「Mon truc en plumes」。この曲は1961年当時、クリスチャン・ディオールがバレエ衣装をデザインしていた際に振付師のローラン・プティによって考案された「ディオール」とも縁の深い演目。
パリの都と芸術、その深いつながりをたたえたパフォーマンスで、「ディオール」のオートクチュールを着用。 周りを囲むのは、10人のパフォーマーと17人のミュージシャン。 映画『サブリナ』(1954年)のオードリー・ヘップバーンにインスパイアされた衣装と、1946年創業のパリの人気キャバレー、「リド ドゥ パリ」のポンポンを身に着けた象徴的なシーン。
ブラックサテンの ビスチェにカドールのパンティを組み合わせ、その上にショートジャケット、重厚なフェザースカートやピンクとブラックで仕立てられた。
ヘッドドレスを手がけたのは、ロイヤルファミリーも愛する帽子デザイナーのスティーブン・ ジョーンズ。