衆院選が公示 「裏金」争点、まず謝罪/埼玉県内の選挙区の動き
■自民前と立維共新人/9区 自民党派閥の裏金問題で重複立候補を認められなかった自民前職、立民、共産、維新の新人の計4人が出馬した。 自民の大塚拓氏(51)は午前10時、入間市の選挙事務所で出陣式を行った。大塚氏はあいさつの冒頭で「政治資金問題により多くの人にご心配をいただき、政治不信を招いてしまった。心からおわびする」と10秒間余り、頭を下げた。重複立候補が認められなかったことにも触れ、「選挙区で1票でも足りなければ議席を失う。石にかじりついてでも勝ち抜く」と強調した。 立民の杉村慎治氏(48)は午後4時、西武狭山市駅西口に立ち、「一番の争点は裏金の国会議員との決別だ。政治活動に裏金は必要ない」と話した。 共産の猪股嘉直氏(70)は午後2時半、入間市の百貨店前で演説。「今度の選挙は裏金議員の問題だけではない」と基地問題も訴えた。 維新の近藤秀将氏(46)は午後6時、西武飯能駅北口で、「手元にあるお金を使えるように消費税減税、教育無償化が必要だ」と語った。