ショップチャンネルの売上高は1.8%増の1584億円、純利益は6.8%増の約145億円【2024年3月期】
テレビ通販最大手ジュピターショップチャンネルの2024年3月期(2023年4月~2024年3月)売上高は前期比1.8%増の1583億5400万円だった。
7月1日に公表した決算公告によると、営業利益は前期比7.5%増の204億7600万円、経常利益は同7.3%増の208億5200万円、当期純利益は同6.8%増となる144億8900万円。売上高当期純利益率は9.1%で前期比0.4ポイントの増加。
ショップチャンネルの強みである「24時間双方向型ライブ放送」を全面的に再開。2023年10月1日から、1日20時間に縮小していたライブ放送を24時間に拡大した。 双方向型ライブ放送とは、テレビの番組放映と同時にQRコードによる顧客のコメント投稿や紹介、顧客との電話応答、注文の混雑情報や在庫状況のリアルタイム表示、コンタクトセンターでの接客などを通じて顧客とリアルタイムでつながり、双方向コミュニケーションを図る手法。コロナ禍ではライブによるテレビショッピングの放送時間を削減、縮小していた。 商品展開では新型コロナウイルス感染症が「5類」に移行したことに伴い、顧客の外出機会増加に合わせて、アパレル・ファッションアクセサリー、コスメ、旅行などの外出関連商品を拡充した。 番組面では顧客の興味・関心の高いファッションカテゴリーに注力。ファッション特化スタジオから放映する24時間ファッションデイをより充実させた。 デジタルの強化も推進。ショップチャンネルのECサイトでゲストやブランド担当者、社員がファッションコーディネートを提案する「SHOP CHANNEL PEOPLE」において、「ショート動画」「Webサイトの番組表との連動」機能を新たに追加した。 タッチポイントを増やすためにデジタル広告を強化し、新規の顧客獲得にも成果をあげているという。