2025年は「辰巳天井」4万3000円台もあり得るとの声も…ビジネス重視政策でアメリカ経済は“繁栄の時代”に?専門家「為替や株価乱高下も」
ビジネス重視の政策でアメリカ経済は“繁栄の時代”に?
堤キャスター: そのアメリカの株式市場はどうなりそうでしょうか。 エコノミスト・崔真淑さん: アメリカを代表する株価指数S&P500は、過去2年間で50%以上、上昇しています。 ノーベル経済学賞を受賞したエール大学のロバート・シラー氏が提唱したCAPE比率と言う株価指数を見てみると、バブル崩壊を予見する値も見せているんです。 ただその一方で、トランプ次期大統領のビジネス重視の政策とAI革命によって、アメリカ経済は繁栄の時代になる可能性も指摘されています。 堤キャスター: それはなぜでしょうか。 エコノミスト・崔真淑さん: 過去にもアメリカにはビジネスマンのような大統領がいたんです。30代の大統領のカルビン・クーリッジという方なんですが、「アメリカの仕事はビジネスである」と宣言し、自動車の大衆化で繁栄の1920年代をつくり上げ、それがトランプ氏と似ているとの声があります。 そうした繁栄が続くのか気になるところですが、とはいえ、物価上昇の継続で生活のしやすさと、株式市場の乖離は今年も続きそうかなとは予想しています。 堤キャスター: 株価は景気を映す鏡です。私たちの暮らしにおいても、株価の実態を感じられるようになるには、企業が長期的に成果を出し続け、そして期待に応えていくことが求められているのかもしれません。 (「Live News α」1月6日放送分より)
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