中国で相次ぐ襲撃 「国恥の日」に10歳男児刺され死亡 中国人も献花「坊やごめんね」
■9月18日…過去には各地で反日デモ
2年後の2012年にも、瀋陽では多くの人がデモを行い、日本領事館には石が投げ入れられ窓が割られました。壁も、ペンキだらけになっていました。 日本の店などもターゲットにされました。 北京の日本大使館では、大量のペットボトルが投げ込まれました。 日本が尖閣諸島を国有化したことに対する抗議を理由に、こうしたデモが中国全土で広がりました。
■遺族に哀悼の意を示すも…
登校中の日本人男児が襲われたショッキングな事件。中国の外務省は、次のように話します。 中国外務省 林剣報道官 「中国は、このような不幸な事件が起きたことを遺憾に思います。男児がなくなったことで、哀悼の意を表し、ご家族にお見舞いを申し上げます」 遺族に哀悼の意を示しましたが、容疑者の詳細や動機、6月の事件との関連性について聞かれると…。 林剣報道官 「これまで把握した情報から、これは個別な案件で類似の事件はどの国でも起こりえます。我々は日本人を含む各国の人々が観光、勉強、貿易、生活のため中国を訪れることを歓迎しています」 「外国人の安全を保障する」と強調する一方、容疑者については捜査中として、国籍も含め背景や動機については一切明らかにしませんでした。 また19日の中国の国営放送でも、今回の事件については、ほとんど報じられていません。 女性キャスター 「中国は引き続き、パレスチナ問題の解決に力を注ぐことを発表しました」 事件当初の深セン警察の発表文には「日本人」という表現さえもありませんでした。 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年9月20日放送分より)
テレビ朝日