<サッカー>孫興慜がCKでゴール、今季7得点目…トッテナムはリーグカップ4強
トッテナムの孫興慜(ソン・フンミン)がコーナーキック(CK)でゴールを決め、リーグカップ優勝に向けて一歩進んだ。 トッテナムは20日(日本時間)、英ロンドンのトッテナムホットスパースタジアムで行われたマンチェスター・ユナイテッドとのカラバオ杯準々決勝で4-3で勝利した。16強でマンチェスター・シティを撃破したトッテナムはマンUまで退け、3年ぶりに準決勝進出を決めた。孫興慜としてはトッテナム入団後初めてカップ大会のトロフィーを手にする機会だ。 左サイドのFW孫興慜はフル出場し、3得点に絡んだ。後半43分にはゴールを決めた。1ゴール2アシストをマークした16日のイングランドプレミアリーグのサウサンプトン戦に続く公式戦2試合連続得点だ。 トッテナムは前半13分の孫興慜のシュートで火ぶたを切った。その2分後に最初のゴールが生まれた。孫興慜のパスを受けたイブ・ビスマがパペ・サールにつなぎ、サールのシュートがGKアルタイ・バユンドゥルに弾かれたところ、ドミニク・ソランケが蹴り込んだ。 孫興慜は前半26分、アシストのチャンスを逃した。デヤン・クルゼフスキにパスを入れ、クルゼフスキが相手DFをかわしてシュートを放ったが、GKに阻まれた。トッテナムは後半開始47秒後に追加得点した。孫興慜がジェームズ・マディソンに縦パスを入れ、マディソンのクロスがマンUのDFリサンドロ・マルティネスの足に当たってこぼれた。クルゼフスキはこのチャンスを逃さずゴールを決めた。トッテナムはソランケの追加ゴールで3-0とリードを広げた。 しかしマンUの激しい反撃が始まった。後半18分、トッテナムのGKフレイザー・フォースターがジョシュア・ジルクゼーのプレスでパスミスをした。このボールを確保したブルーノ・フェルナンデスのパスを受けたジルクゼーがゴールを決めた。7分後にもフォースターが大きく蹴ろうとしたところ、アマド・ディアロのタックルを受け、ボールはそのままゴールに入った。 マンUは同点ゴールを狙って激しく攻めたが、孫興慜が勝負に釘を刺した。孫興慜は自身が誘導した左CKから大きく曲がるキックを入れると、そのままゴールの中に吸い込まれた。マンUはトッテナムのルーカス・ベリヴァルがGKを妨害したと抗議したが、この日の試合はビデオ判定がなく孫興慜の得点が認められた。孫興慜は今季7得点目。マンUは後半50分にジョニー・エバンスがゴールを決めたが、試合は4-3で終わった。 リーグカップはイングランド1部-4部チームが出場してトーナメントで優勝カップの主人公を決める大会。準決勝にはアーセナル、トッテナム、リバプール、ニューカッスルが残った。2015年にトッテナムに入団して以降、優勝がない孫興慜としては絶好の機会だ。 イングランドフットボールリーグ(EFL)事務局はこの試合の直後、リーグカップ準決勝の組み合わせ抽選を行い、トッテナムとリバプールの対戦が決まった。アーセナルはニューカッスルと決勝進出をかけて対戦する。リーグカップ準決勝はホームアンドアウエー方式で行われる。トッテナムは来年1月第2週の週中にホームでリバプールと第1戦を行い、2月第1週の週中にアウェーで第2戦を行う。